2010年8月23日月曜日

①お箏(琴)のお話♪

これからこちらにお箏(琴)についての
コラムを載せて行こうと思います。

私たちの母くらいの世代では
お琴、持っていました。なんてこともよく耳にしましたが
この頃では本物を目にすることも珍しくなっていますね。

これが、お箏(琴)です↓

少し背に円みを帯びていて、
長いこの楽器は龍に見立てられています。

龍の背中の様に見える所にある
白い物は、「琴柱(ことじ)」というもので、
これに弦をかけて使う楽器なのです☆

琴柱の位置を変えて調弦すれば、
どんな曲も自由に弾けるのです

琴柱です↓

「琴柱ってお琴から外れるの〜!」って
初めて見る子供たちは驚きます…

以前、
岡野玲子の「陰陽師」が
ブームになったことがありました。

その中で
「楽の申し子 源博雅」が、

琴柱にちょうどいい楓の枝だぁ〜って
ウットリしていた場面がありました 。  

昔は楓の枝分かれした部分に
手を加えて琴柱を作っていたのですね。

現在は、
一般的には象牙に似せた
プラスチック製が主です。

普通のプラスチックより少し重みがある感じ。

昭和30年位にはまだ、
木の琴柱は使われていた様ですが、
より音が響く物へと代わって行きました。

雅楽で使用の箏には
現在でも、
木を使った琴柱を見た事がありますが、
楓ではなく、
「紫檀(したん)」を使って作られているとの事です☆


次回のお箏(琴)コラムもお楽しみに!