前回、
⑯一越(D)のお話を書きました。
そこで、今回は、
「一をDで平調子に調弦する方法」を書いていきます♪
箏という楽器は、
弦に琴柱(ことじ)をかけ、
琴柱を動かして調弦する楽器です
「平調子」というのは、
箏の基本となる調子なのですが、
一から順に弾いた音を聴いているだけでも
とても心地よい調子です(^0^)/
箏の調弦は、純正律
~自然倍音に基づく純正な音程なので、
美しい響きが得られます
♪「平調子」の調弦法です
(一をD=尺八のロ)
① 調子笛などでDを、
尺八でロの音を出していただいて
その音と一の弦を合わす。
② 一、二の弦を中指で弾き、完全5度に合わす。
③ 一と三を同時に弾き、響きを確かめて
完全4度に合わす。
④ 四と三を弾きながら、半音に合わせる。
古曲の場合は、やや低め。
近代以降のは平均律の半音と同じ。
⑤ 一と五を同時に弾いて、同じ音に。
⑥ 六、五を弾いて半音に。
④の場合と同じく、古曲の場合は低め。
⑦ 七から後は、二と七、三と八、
四と九、五と十、六と斗、
七と為、八と巾を
それぞれ同時に弾いて、1オクターブに合わせます♪
すると、琴柱はこの様な位置になります☆
いつもは、
体で覚えて自然に行っている動作を
言葉で書くのは難しいですし、
どの様な音になるのかも想像するのが難しいと思いまして、
師匠に平調子を弾いていただきました(^0^)/
一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗(と)、為(い)、巾(きん)
と順に弾いています♪♪
四、九 と 六、斗を低めに弾くと、
特に古曲を弾く時には
三絃(三味線)との合奏とも音が合いますし、
曲も しっとりとしたものになるのです。
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