私は富士喜会に所属して(生田流)
九州系地歌、古典の曲を中心にお勉強していきます。
(新曲というのは、近年できた現代曲のような
ドレミファに調弦して演奏されるような
そういう曲です
そういうのはほとんど演奏しません)
琴(箏)をかたどった…八ッ橋
八ッ橋は焼いてある、
固い方の八ッ橋のことです
邦楽にとって、
大変革をもたらせた
「八橋検校」にちなんで作られたお菓子です。
ご存知の方もいらっしゃると思います
「検校(けんぎょう)」は
江戸時代に作られた
盲目の人の位の中の一つです。
地唄や箏曲、琵琶、鍼灸等を
仕事にしていた人達に与えられたものなのです。
他に勾当という位もあります。
○○検校や○○勾当と言った
作曲者達の手により、
江戸時代、箏の曲と「地唄」という、
三絃(三味線)を弾いて歌う曲が作られて行きました
八橋検校の代表作と言えば、
現在でも人気の高い「六段の調」です。
箏で弾く曲は、
「平調子」という調子がベースになります
この「平調子」を作ったのが八橋検校です。
平調子を
まずお箏(琴)で調弦し、
その後、弦をかけてある琴柱を動かして、
中空調子や雲井調子etc.
といったものに調子を変えて様々な曲を弾くのです☆
古典として伝承されている曲の中で、
琴の良さを活かし、作曲の工夫がされ
発展した琴だけの曲もありますが
初めは別ジャンルだった箏と三絃が
合奏曲として多数、残っているものあります。
邦楽三曲といわれるものは、
尺八、琴、三絃の合奏のことです
三絃がリード、琴がリズム、
尺八がそれを紡ぐように・・・
と、教わりました。
江戸時代には現代と同じ様に流行歌があり、
それをまとめた「糸竹大全」という本もありました。
しちくたいぜん
歌舞伎の中、お能のお題目(道成寺、融・・・など)
人気の演目から,引用しているのか
お琴の曲で、同じお題の曲も多々見つけます
タイムマシンがあったら、その曲ができた
瞬間を~みてみたいな~と
いつも思います。