お琴の弾き方の基礎のシリーズです
今まで、回を分けて
「琴柱(ことじ)」のこと、
「爪」のこと、
「弦の呼び名」のことを書きました♪
箏(琴)は、13本の弦に琴柱をかけて立て、
琴柱を動かして調弦をして、
右手の親指、人差し指、中指の3本に爪をはめて弾く楽器です☆
箏(琴)は、13本の弦(糸)があるので、
13個の音で、まず弾くことができます
そして、その絃を半音上がった音で弾きたいとき
琴柱の左側を左手で軽く押します。
一音上がった音を出すときはもっと強めに抑えます(^_^)v
これは、「押し手」というのですが、
この押し手をして音を上げ、
13本では足りない音を作りだして
三絃(三味線)との合奏に合った音も出すことができますし、
少し前に流行った「冬のソナタ」の様な曲も弾けるのです♪
「平調子」という基本の調子にふれてきましたので、
「平調子」で弾くことのできる
『荒城の月』の楽譜を下記にご紹介します。
「押し手」の表記は
「ヲ」がついている時には、半音高い音を出す印
「オ」がついている時には、一音高い音を出す印
として書かれています。
『荒城の月』
十 十 為 巾 ヲ巾 巾 為 はるこうろうの
斗 斗 十 オ九 十 はなのえん
十 十 為 巾 ヲ巾 巾 為 めぐるさかずき
斗 オ九 十 十七 かげさして
九 九 八 七 斗 斗 十 ちよのまつがえ
オ九 十 斗 斗十 わけいでし
十 十 為 巾 ヲ巾 巾 為 むかしのひかり
斗 オ九 十 十七 いまいずこ
実際に弾く場合には、
間に、休符が入ったりするのですが、
そのお話は、またの機会に。