2010年8月31日火曜日

②お箏(琴)のお話 ー2-

私は富士喜会に所属して(生田流)
九州系地歌、古典の曲を中心にお勉強していきます。
(新曲というのは、近年できた現代曲のような
ドレミファに調弦して演奏されるような
そういう曲です
そういうのはほとんど演奏しません)


琴(箏)をかたどった…八ッ橋

八ッ橋は焼いてある、
固い方の八ッ橋のことです
























邦楽にとって、
大変革をもたらせた
「八橋検校」にちなんで作られたお菓子です。

ご存知の方もいらっしゃると思います

「検校(けんぎょう)」は
江戸時代に作られた
盲目の人の位の中の一つです。

地唄や箏曲、琵琶、鍼灸等を
仕事にしていた人達に与えられたものなのです。
他に勾当という位もあります。


○○検校や○○勾当と言った
作曲者達の手により、
江戸時代、箏の曲と「地唄」という、
三絃(三味線)を弾いて歌う曲が作られて行きました


八橋検校の代表作と言えば、
現在でも人気の高い「六段の調」です。


箏で弾く曲は、
「平調子」という調子がベースになります
 この「平調子」を作ったのが八橋検校です。
平調子を
まずお箏(琴)で調弦し、
その後、弦をかけてある琴柱を動かして、
中空調子や雲井調子etc.
といったものに調子を変えて様々な曲を弾くのです☆

古典として伝承されている曲の中で、
琴の良さを活かし、作曲の工夫がされ
発展した琴だけの曲もありますが

初めは別ジャンルだった箏と三絃が
合奏曲として多数、残っているものあります。

邦楽三曲といわれるものは、
尺八、琴、三絃の合奏のことです
三絃がリード、琴がリズム、
尺八がそれを紡ぐように・・・
と、教わりました。


江戸時代には現代と同じ様に流行歌があり、
それをまとめた「糸竹大全」という本もありました。
                しちくたいぜん

歌舞伎の中、お能のお題目(道成寺、融・・・など)
人気の演目から,引用しているのか
お琴の曲で、同じお題の曲も多々見つけます

タイムマシンがあったら、その曲ができた
瞬間を~みてみたいな~と
いつも思います。

2010年8月23日月曜日

①お箏(琴)のお話♪

これからこちらにお箏(琴)についての
コラムを載せて行こうと思います。

私たちの母くらいの世代では
お琴、持っていました。なんてこともよく耳にしましたが
この頃では本物を目にすることも珍しくなっていますね。

これが、お箏(琴)です↓

少し背に円みを帯びていて、
長いこの楽器は龍に見立てられています。

龍の背中の様に見える所にある
白い物は、「琴柱(ことじ)」というもので、
これに弦をかけて使う楽器なのです☆

琴柱の位置を変えて調弦すれば、
どんな曲も自由に弾けるのです

琴柱です↓

「琴柱ってお琴から外れるの〜!」って
初めて見る子供たちは驚きます…

以前、
岡野玲子の「陰陽師」が
ブームになったことがありました。

その中で
「楽の申し子 源博雅」が、

琴柱にちょうどいい楓の枝だぁ〜って
ウットリしていた場面がありました 。  

昔は楓の枝分かれした部分に
手を加えて琴柱を作っていたのですね。

現在は、
一般的には象牙に似せた
プラスチック製が主です。

普通のプラスチックより少し重みがある感じ。

昭和30年位にはまだ、
木の琴柱は使われていた様ですが、
より音が響く物へと代わって行きました。

雅楽で使用の箏には
現在でも、
木を使った琴柱を見た事がありますが、
楓ではなく、
「紫檀(したん)」を使って作られているとの事です☆


次回のお箏(琴)コラムもお楽しみに!